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インジェクションブローとダイレクトブローの比較 (2010年3月8日)

~インジェクションブローの特徴~

① クリーン度保持に適した成形機
●原料からパリソン・ブロー成形までの全工程が1ステージで完
結するシステムであるため衛生管理が容易です。
●成形工程中、製品口部は上を向かずに横を向いているため、
落下物によるコンタミがありません。
●成形後のあと加工(バリの食い切り・トリミング・パンチング・口
部のカット等)が一切ないため、切削・粉塵による汚染があり
ません。

② 口部は樹脂注入工程で成形され、最後まで同一コアーで保持
されるため高い口部の精度を得ることができます。
又、シームのない高精度な口天部仕上がりは、口部の洩漏に
対する高い信頼性を保証します。

③ 生産数量に比例したリーズナブルな金型投資で新製品をリリー
スし、需要拡大に応じて、取数を変換することにより、少数生
産から大量生産に連続的に移行していける金型構造をもって
いるため、新製品の開発に当って非常に大きなメリットとなっ
ています。

④ ホットパリソン方式であるため、ダイレクトブローの様に樹脂を
接着させて気密を得る方法にありがちなピンホールや接着不
良などが発生せず、安心な製品が得られます。


⑤ 製品のサイズは中小物厚肉物を中心に巾広い需要に応えてい
ます。
●口内径   Φ7mm?Φ73mm
●胴 径   Φ14mm?Φ89mm
●細長比   口内径の10倍以下
●偏平比   短辺:長辺=1:2以下
●肉 厚   0.7mm?2.0mm(1.0mm前後が好ましい)