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金型メンテナンスの重要性 (2012年4月4日)

さて、本日は金型メンテナンスの重要性について解説したいと存じます。得意先様より依頼を受けてメンテナンス時期を決めて行うこともありますが、ほぼ90%近くの金型は我々成形メーカーの社内ルールに基ずいて金型メンテナンスを実施しています。(製品によりますが、弊社は2?6カ月に1度はメンテしています)PPSやPOMなどは特にガスの発生が多いので頻繁にメンテナンスが必要です。本来メンテナンスフリーを目指して金型を起こすのですが、やはり何事もアフター・メンテがその寿命を左右しています。長い間成形していると、スライドのレール部分、水穴の錆、ガスが逃げ込む場所の損傷など・・・様々な箇所が様々な理由で劣化してきます。知らない方は金型は鉄なんだから永遠では?と思うかもしれません。ところがどっこい、毎回500Kg/cm2程度の圧力が金型の内側にかかっており、尚且つ200~300℃程度の樹脂を1分に1~4回程度プレスし続けている訳ですから、壊れろ!壊れろ!と意地悪しているのと一緒です。ですから鉄で出来ているのであり、金型の初期費用は決して安くないのです。ただ、安く作ると冷却不足や鋼材不良、スライドレール無し等で跡から費用が発生ししたり、製品が高くなってしまったりという事態に陥ります。良い製品図と良い材料選択、そして良い金型+アフターメンテナンスの優秀な成形メーカーにお仕事はお願いしましょう!